新卒エンジニア振り返りLT会を開催しました!
ようやく東京も夏が終わり秋らしい涼しい季節がやってきましたが、北海道出身としては物足りなくも感じる @amymd です。
何度もこのブログで紹介してきたように、弊社では定期的にエンジニアで社内ワークショップを行っています。
先日、今年入社した新卒が半期を終えて、どのようなことをして何を学んだのかを共有する、「新卒エンジニア振り返りLT会」を開催しました。また今回は外部の学生さんにも弊社に来ていただき、聴講者として参加していただきました。今回はその内容を報告したいと思います。
1. メディア開発部 @f_yamagami
新卒エンジニア1人目は大の甘党な@f_yamagamiくんです!メディア開発部というオールアバウトの運営するメディアの開発・運用を主に行うグループに所属しています。
@f_yamagamiくんは学生のころは生のPHPしか触ったことがなく、入社してから初めてフレームワークを使った開発に携わり、下記のような工程で小さな改修を進めていきました。
その際に、数行のコードの修正でも、コードレビューやテスト等を含めると実際にリリースするまでに一週間は掛かり、あらためてエンジニアの仕事の大変さについて実感したそうです。
はじめは環境構築や機能実装に苦戦をしていたそうですが、それ以上に難しいと感じたのが編集チームとのコミュニケーションだったそうです。
PICUP(ピカップ)という、その道の専門家があなたの”お買い物”をサポートする、お買い物情報メディアの開発メンバーになってから、システム関係の相談や、些細な調査なども直接編集メンバーとやりとりすることが増えたそうです。
システムの仕様について相談を受けることがあり、コミュニケーション能力の重要性について学んだとのことでした。
コードは書いた通りに動作してくれますが、人とのコミュニケーションについては千差万別なので、「これだ!」という正解があるわけではありません。ぜひ様々な経験を通して、自分なりのベストな方法を探していってくれればと思います。
また、@f_yamagamiくんはエンジニアにもっとメディアに興味を持ってもらうことを目的として、エンジニア席の近くにデジタルサイネージを設置する取り組みも行ないました。
今後の課題としては、前述したコミュニケーション能力やUNIX系の知識や苦手なタイピングについて取り組んでいきたいとのことでした。
- コミュニケーション能力
- 相手の立場になって話す
- 環境設定あたりの理解
- Linuxコマンドを知る
- (タイピング)
2. プラットフォーム開発部 @cflat
新卒エンジニア2人目は、@cflatくんです。
プラットフォーム開発部という広告配信システムを開発しているグループに所属しています。
cflatくんは、社内の広告配信システムの開発や、広告効果のレポーティングシステムの開発を主に担当してきました。
学生時代にゲームの開発経験があるcflatくんですが、Webアプリの開発は未経験だったため、これらの広告関連システムの改修から少しずつWeb開発の知識を学んでいったそうです。
また、PHPのセキュリティサポート切れの対応や、フレームワークのリプレイスに伴いGCP上に新たなアプリをデプロイするための環境構築など、コーディング以外のタスクにも取り組み、GCPやDockerなどのインフラ関連の技術についても学んだそうです。
開発を通して得た学びとして取り上げていたのが、「報連相の重要性」でした。
cflatくんはレポーティングシステムの開発を進めていく中で、実際に報連相の不足で手戻りが発生してしまったようです。
集計まわりで使用しているDBが複雑な構成となっているのですが、あまり社内のDB構成を正しく理解できていない状況で、既存システムのSQLを参考に自己判断で作業を進めた結果、なんと作成したほぼすべてのクエリにミスがあり、大幅に手戻りが発生してしまった、とのことでした。
事前に相談や途中報告をきちんと出来ていれば回避できたはず、と改めて報連相の重要性について話していました。
最後に
定期的にエンジニア内で開催している社内LT会ですが、今回は「新卒エンジニア振り返りLT会」について紹介しました。
このような振り返りの場が次の学びに繋げられる機会になれば幸いです。