Digital Native Leader’s Meetupに参加しました
こんにちは。株式会社オールアバウトでデータ基盤チームに所属している吉井です。
先日、Google Cloud 主催「Digital Native Leader’s Meetup」に参加してきました。
同名のイベントは昨年12月に開催されており、今回はその第2弾という位置付けとなっています。
第1弾については 株式会社 Magic Moment様の記事 が参考になるかと思います。
普段Google Cloudを活用してデータ基盤を構築しているエンジニアが、イベント参加者の視点で当日の様子をレポートしたいと思います!
Digital Native Leader’s Meetupとは
Google Cloudが主催したエンジニア向けの招待制Meetupイベントです。
これからのデータ戦略や、データ基盤の構築、運用を担うデータエンジニアやデータサイエンティスト同士が集い、語り合える場を提供します。
今回のテーマは「データアナリティクス」。
Google Cloud製品の最新アップデート情報や参加者同士のアンカンファレンス、さらにはデータにまつわるLTを通して、各社の事例や話を交換し合うことでプロダクト開発を加速させることが目的です。
場所はGoogle 渋谷オフィスでのオフライン開催ということで、オンラインのイベントが多い中、オフラインのイベントは大変新鮮でした!
会場の様子
飲み物はジュースからお酒まであり、食べ物も目移りするほど充実した内容...!
食べ物については一口で食べやすいラインナップとなっていて、イベントに集中できるような流石の配慮。
イベントトピック
Google Cloudから共有
詳しくは書けないのですが、Google Cloudユーザにとって嬉しい今後の情報と近年話題になっているデータメッシュのお話でした。
先行してGoogle Cloudのうちどこに注力しているかが分かるのは、ユーザ目線からしてもとてもありがたいです。
LT
普段から業務でGoogle Cloudを活用している企業様が、LT形式でデータの活用事例についてお話しして下さいました。
- 行動情報xBigQuery×大規模言語モデルで叶えるパーソナルコンシェルジュ
- BigQueryとRemote Functionsの組み合わせによってレコメンドエンジンを構築
- Data Analytics 製品の活用方法について
- Google Cloudのサービスをフル活用して社内外の要望に答えた
- アナリストではない本日参加しているGoogleメンバーがデータ分析にどう向き合っているか
- 営業職の方がデータをどう活用しているか
LTは第2回の今回から初めて設けられましたが、短い時間ながらも密度の濃い有益な情報盛りだくさんなお話でした。
まだまだGoogle Cloudを活用できる幅はたくさんあるのだということを痛感しました!
アンカンファレンス
事前のアンケートを踏まえてグループ分けされており、約40名の参加者が1グループ5,6人に分かれて主に以下のようなことについて話し合いました。
↓ Googleの社員さんがファシリテートし、各グループごとに白熱した議論をしている様子(プライバシー保護のため、写真にはぼかし加工を施しています)
イベント参加者全体だと、データエンジニアやアナリティクスエンジニアが多くの割合を占めていたと思います。
グループメンバー
私以外には、データ基盤を運用しているデータエンジニア、アナリティクスエンジニアを経て今はデータプロダクトのマネージャー、機械学習エンジニアなど多種多様な職種の方が集まっていました。
議題
- データの活用例
- 活用事例におけるGoogle Cloudのユースケース
- 課題に感じたこと、それに対する解決方法はどんなことをしたか
- 使っているGoogle Cloudサービスや最近気になっているサービスなど
具体的には
- データ活用側のリテラシーとどう向き合っている?
- Looker Studioでダッシュボード用意してどうにか対処しているなぁ
- データ基盤を整える上で困っていることがたくさんあって...
- ComposerやPub/Subにおけるサービス起因のデータ欠損に悩まされてる
- 膨大なデータを取り扱う場合のデータ整備って難しいよね
- → BigQueryでクエリの実行時間が大幅に短縮した
- リネージュなどを含めたデータへの理解不足をどう解決している?
- 会社におけるデータの位置付けは?
- 意思決定のためなので正確なデータは必要なく、ある程度の担保がされていれば良いとしている
行っている事業は違えど、皆さんデータに対して同様の課題を抱えており「いや、弊社もそれで困っていて〜」と共感の嵐。その上で「弊社ではこうやって対処していますよ」という風に解決策を議論していた有益な時間でした!
懇親会
イベント終了後、Google Cloudのすぐ近くにあるお店に移り、懇親会が開催!
参加者はGoogle Cloudの社員さんも含めて30人程で、人数がガクンと減りがちな懇親会でも参加率が高い印象を受けました。
私もですが、オフラインの貴重さをみなさん感じていたのでしょうか...?
懇親会では以下のようなトピックが話されていました。
- データメッシュ
- データの民主化
- データのコラボレーション(マーケットプレイス)
- 今後のイベントのアイデア
- データリネージ
- Cookieについて
- ガバナンス管理
- マスク
- 個人情報の保護
- 統一されたデータ
- データの正しい理解と使い方
- ChatGPTを主としたLLMの話題
- サービスへの活用
- 自社データによる信頼性の担保
- データの現在と未来の話
特に、トレンドのLLMや、最近特に注目されているデータメッシュやコラボレーションについての話題が熱く語られていました。 さらにはイベント好評につき、今後のイベントのアイデアの意見が出ていたりもしました。
参加者の中には様々な業種・役職の方が集まっていたかと思います。
ですが、アンカンファレンスや懇親会では最初の緊張感はあれど、次第に話が盛り上がっていき全員がお互いに意見を投げかけあっていたことがとても印象的でした。
やはり「データ」に関わる技術領域は広く、業種・役職関係なく話し合いたいことが数多く積もっているようです。
最後に
Google Cloudの活用事例やソリューションを数多く知ることができる、とても良いイベントでした。 特に、アンカンファレンスでは各社のデータ活用事例について有益な生の声を聞けたため、大変満足度が高かったです。
今回得たノウハウを自社のプロダクトにも活かしていきたいと思います。