技術推進ユニットのこれまでとこれから
こんにちは! 2017年10月から技術推進ユニットリーダーを拝命した@C058です。
All About Group(株式会社オールアバウト) Advent Calendar 2017 - Qiita
の1日目の記事は
私が所属する技術推進ユニットの活動について紹介をします(`・ω・´)
技術推進ユニット 通称:Team Tech Ballとは?
技術推進ユニットとは、オールアバウトのシステム部にある組織横断チームの1つです。
技術推進ユニットの目的
- 開発・技術力向上(実現力向上)
- 開発効率・品質の向上
- 各メンバーが持っているスキル/ナレッジの有効活用
以上を目的とし、2013年7月に
個人の努力だけでなく、組織的に進めていく為に発足しました。
2017年12月時点で、約4年4ヶ月程活動しています。
愛称
技術推進ユニットは対外的な組織名です。
社内では Team Tech Ball (テックボール)という組織名(愛称)で活動しています。
語源は「Technology + All AboutのロゴのRedBall」です。
Red Ballはこのテックブログのヘッダー画像にも使うくらいには社内では普及しているようです。
メディア愛が詰まっている感じがして個人的にも気に入っています。
運営メンバーと進め方
技術好き・イベント好きエンジニアが有志で運営しており、現在は5名で活動を続けています。 業務との割合は主務80%、Team Tech Ballの活動20%ぐらいです。
個人での作業がほとんどですが、実際に何か導入する、実行するときはメンバーで協力・助け合っています。
これまでやってきたこと(2013/7月 ~)
歴史を振り返ると、結成してから様々なことをやってきましたが、その中から一部をピックアップしてお伝えします。
これまでのTeam Tech Ballは3つのテーマを軸に活動をしてきました。
01. 開発環境の整備・標準化(~ 2016年)
- svnから移行->git・Bitbucket導入
- 新フレームワーク検討->Laravel導入
- インフラ構築・管理自動化->Chef導入
- リリースフロー改善->Jenkins導入
- レビュー効率化・ガチャbotを社内リリース
開発環境の整備・標準化の取り組みは、実現スピードをあげるために
2016年から技術基盤チーム(現SREチーム)が発足し専念することになりました。
技術基盤チームの活動についてはこちらの記事をどうぞ!
現在はTeam Tech Ballとして 開発ボトルネックになりそうな部分の調査や、新しい技術導入(布教活動)に協力しています。
02.エンジニアのアウトプット支援
- テックブログ運営
- Qiita::Organization運営
- Qiita::Team導入
- アドベントカレンダー開催
- 外部勉強会
知見を個人で溜め込まない、アウトプットを気軽に出来るような雰囲気作り、
制度の導入など試行錯誤しています。(アドベントカレンダーも今年で3年目!!)
オールアバウトテックブログも編集担当のメンバーがテーマや公開日の計画運営をしています。
03.スキルアップ・コミュニケーション活性化
毎週、金曜日はTeam Tech Ball主催のワークショップと称しての勉強会を開催します。
旬な技術トピックLT会や、業務で利用した技術の共有するときもあれば、
DockerやKubernetesの本番運用に向けてのハンズオン、モブプログラミングを試すこともあります。
また、開発合宿やISUCONの運営などみんなでワイワイ非日常を楽しむイベントの計画も行います。
これからやること(2017年10月 ~)
2017年10月からはこれまでの活動 + ステップアップを意識して、以下の2つのプロジェクトを開始することしました!
以下はどちらも技術推進ユニットの目的に対して、長期的なプロジェクトになっています。
エンジニアスキルマッププロジェクト
エンジニアの業務は、メディアの構築だけでなく 広告配信エンジンの開発や記事入稿システムの開発・社内調整など多岐に渡ります。
各開発グループ・エンジニアのスキルが特化していく傾向にあるため、スキルマップを作成することにしました。
スキルマップがあることで、 会社や事業に必要な技術や知識が漏れなく可視化できるようになるだけでなく、チームとして誰がどの技術が得意、どの辺が弱いからカバーすれば良いかが分かりますし、
スキルが足りない所は、得意な人に聞いたり、勉強の足がかりになると考えています。
ひとまずは、定期的にブラッシュアップしていく叩き台の作成を目標にしています。
何かしら形が見えてきたらまたこのブログで報告したいです。
情報共有の見直しプロジェクト
数年前に社内Wiki運用からQiita::Teamへの移行を行い、手順書・仕様書・個人の知見を書く文化は出来ました。 一方でアウトプットの質や量は、個人の裁量に任せているところが多く、最高な状態にはイマイチ届いていません。
- プロジェクトに新規参加した人も欲しい情報にちゃんとたどり着く!
- 成長するプロダクトの仕様書のメンテはどうしたら良いか?
- どんな情報があると業務がスムーズに進むのか?
以上のような内容を検討、ツールやドキュメント管理方法の見直しを開始しました。
今は社内の蓄積された情報のジャンル分け、アウトプットに至ってない情報は何かなど分析をしています。
Team Tech Ball のこれから
TTBのこれまでの活動の結果、基本的な技術の標準化が終わったため、
各開発グループは担当プロジェクトに特化した技術を磨いていけるようになりました。
デメリットとして、使用する技術のガラパゴス化や車輪の再発明が増える可能性が出てきてしまいます。
このリスクを回避するためにも、Team Tech Ballはオールアバウトのエンジニアグループを代表したユニットとして、各々のエンジニアがやりたいことを実現できる環境・制度を作れるよう、新しい活動を模索していきます。
最後になりますが、 Team Tech Ballこと技術推進ユニットに興味を持ったり
オールアバウトのエンジニア職に興味をもったら以下のリンクをclick!!
※社外勉強会運営も技術推進ユニットの活動の1つです
オールアバウトとの勉強会に興味が有る方もお待ちしています(ノω・)