オールアバウトTech Blog

株式会社オールアバウトのエンジニアブログです。

社内エンジニアの「エンジニアならこれがおすすめ!」な書籍を調査しました

この記事は、All About Group(株式会社オールアバウト) Advent Calendar 2018 6日目の記事です。

こんにちは、@amymdです。 もう気がつけば12月…師匠が走ると書いて師走ですが、今回はアドベントカレンダーの記事ということで、テックブログに投稿しました。

さてそんな今回の記事ですが、以前このテックブログで、社内のエンジニアに愛用しているキーボードとエディタについて調査した記事を公開しました。

allabout-tech.hatenablog.com

今回は、「あなたが思う「エンジニアならこれがおすすめ!」な書籍を教えて下さい!」という テーマで調査をしましたので、その結果について報告します。

アンケートは、下記のような内容で調査を行いました。 あえて「技術本」に絞らずに、漫画や小説などのジャンルも許可してみたところ、さまざまな回答が返ってきました。回答者の推薦のコメントもいくつか抜粋させて紹介します!

「エンジニアならこれを読んだほうが良い!」「最近読んだこの技術本がおもしろかった」などとおすすめする書籍を調査したく、みなさまにアンケートのご協力をお願いいたします。
書籍のジャンルはなんでも構いません。技術本、エッセイ、漫画、ミステリー小説などなど…「エンジニアならこれを読むとこんなことが知れておもしろいよ!」な感じであればオッケーです。
※複数回答大歓迎です!

エンジニアの愛読書!な技術本

リーダーブルコード

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)

おすすめ理由:言うまでもなく、コードを書くことへの心構えになる本。

こちらはコードを書くならもはや必須とも呼べる技術本ですね。一度だけでなく、定期的に何度も読み返したくなる本です。

プリンシプル オブ プログラミング

おすすめ理由:リーダブルコードのように、ソースコードベースでどう書けばいいかは書いていないが、コードを書く時にどのように書くべきか方針決定の助けになってくれるため。

こちらはリーダブルコードよりも抽象的な言葉でコードを書くときの心構えについて述べている本のようです。

Webを支える技術 -HTTP、URI、HTML、そしてREST (WEB+DB PRESS plus)

Webを支える技術 -HTTP、URI、HTML、そしてREST (WEB+DB PRESS plus)

Webを支える技術 -HTTP、URI、HTML、そしてREST (WEB+DB PRESS plus)

おすすめ理由:エンジニアなら…の観点で開発/運用いずれの観点からも知っておいて損はない(多くの部分はほとんど必須?)内容を、幅広くカバーしている書籍だからです。ただし、WEB屋以外(のITエンジニア)にはあまり役に立たないかも。

PHPフレームワーク Laravel Webアプリケーション開発 バージョン5.5 LTS対応

PHPフレームワーク Laravel Webアプリケーション開発 バージョン5.5 LTS対応

PHPフレームワーク Laravel Webアプリケーション開発 バージョン5.5 LTS対応

おすすめ理由:Laravel入門が終わり、次のステップに進む人におすすめの本。実践的なコードをもとに、さまざまなテクニックが紹介されていて、Laravel開発者ならぜひ読んで欲しい!

オペレーティングシステムの仕組み

オペレーティングシステムの仕組み (情報科学こんせぷつ)

オペレーティングシステムの仕組み (情報科学こんせぷつ)

おすすめ理由:広く浅くですけど、とてもわかりやすいOSの入門書です(ページ数も多くなくて読みやすいw)。プログラマとしてもOSの知識深めたい時の一冊目にオススメです。

アドテクノロジー プロフェッショナル養成読本 ~デジタルマーケティング時代の広告効果を最適化! (Software Design plus)

アドテクノロジー プロフェッショナル養成読本 ~デジタルマーケティング時代の広告効果を最適化! (Software Design plus)

アドテクノロジー プロフェッショナル養成読本 ~デジタルマーケティング時代の広告効果を最適化! (Software Design plus)

おすすめ理由:この本を読んでアドテックの歴史、基本がわかるようになった。アドテックに携わるエンジニアなら基礎中の基礎!

エンジニアの働き方のイメージを変える本

ジョイ・インク

ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント

ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント

おすすめ理由:今までの働き方のイメージをガラッと変える1冊です。

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

おすすめ理由:何とかしたい!という思いに対して、どのように進めればよいかのヒントになる。また、ストーリ仕立てなので読みやすい

プロフェッショナルの条件――いかに成果をあげ、成長するか

おすすめ理由:エンジニア=知的労働者としていかにバリューを上げていくか。仕事に対する姿勢や他者との関わり方など、知的生産性向上のための学びがかなりあります。 一回読んだだけでは難しいですが、毎回読むたびに新しい気付きと発見があり奥が深い。気分が乗らないと読んでいて疲れる本かも

新版-議論のレッスン

新版 議論のレッスン (NHK出版新書 552)

新版 議論のレッスン (NHK出版新書 552)

おすすめ理由:義務教育に入っていないのが不思議に思う、話をするための「構造」を体系立てて確認しなおせる一冊 特にエンジニアは、根拠の種類・深さ、暗黙の仮定の範囲が非常に広いので、いろいろな人と正しく共通認識を作っていくために必読書としたいレベル。 頭が良いと思われている人は、この手順を身に着けているだけ、かもしれない。

エンジニアだからこそおもしろい!漫画・小説

BLAME!

おすすめ理由:一番面白いSF漫画。SFは人が想像するテクノロジーの発展が描かれるからエンジニアとしてのモチベーションがあがる。

あらすじを読むと、たしかにインターネットが舞台の漫画みたいで、面白そうです!(以下引用です)

極限まで発達したインターネット世界。かつて、そこは『超構造体』に内蔵されたシステム(BIOS)上で起動する『統治局』(OS)が、正規アクセスする人間の要望を完璧に叶えていた理想世界だった。だが、破局が起こり人々はアクセス権を失い、『セーフガード』(ウイルスチェッカー)が容赦なく『駆除系』で不正規アクセス者を排除する、危険な世界へと変容してしまう。探索者・霧亥(キリイ)は『統治局』への再アクセスを可能にするために何千フロアも超構造体を放浪し、『感染前』の『ネット端末遺伝子』を求める。

よつばと!

おすすめ理由:無邪気な女の子の日常を描いただけの漫画なので、普通に読んでいると単に面白いだけです。 しかし、愚直な女の子の言動をなぜ自分が面白いと感じているのかを考えながら読むと、自分がどれだけ歪曲して物事を考えているのかに気づかされ、「人間が根本的に目指している幸せってなんだっけ」と考えさせられる漫画だからです。 合理的思考に偏りがちなエンジニアにこそ、ぜひ一度読んで見て欲しい作品です。

なれる!SE 2週間でわかる?SE入門

なれる!SE 2週間でわかる?SE入門 (電撃文庫)

なれる!SE 2週間でわかる?SE入門 (電撃文庫)

おすすめ理由:元システムエンジニアの方が書かれたライトノベルです(技術書ではありませんのでご注意ください)。 開発現場が舞台の話なのですが、作中の話も、作者さんの実体験がベースになっているものがたくさんあるそうです(作者インタビューより)。 システムエンジニアなら、読んで思わず「あー……」と言いたくなるところも多いのではないのかと思います。いろいろな意味で。

ちなみに筆者も最終巻まで読みましたが、エンジニアなら「あるある」と言いたくなるような経験や、エンジニアとしての働き方をラノベらしくコミカルに、またリアルに描かれているので共感間違いなしです!

さいごに

今回の調査でエンジニアのスキルアップや働き方・考え方などに関係する様々な書籍について知ることができました。
技術本以外のジャンルの本からでもエンジニアとしての働き方のヒントが得られるものがあり、本当に世の中にはいろんな本があるんだなぁとしみじみ感じました笑

興味のある本がありましたら、ぜひ年末年始の休暇にでも読んでみてください!