社内ワークショップでPHP 7のLT会を開催しました!
こんにちは、新卒エンジニアの@amymdです。
弊社では定期的にエンジニアで社内ワークショップを行っています。そこでは毎回新しい技術の共有やもくもく会などを行っています。
今回はPHP 7のLT会を開催しましたので、その内容を報告したいと思います。
概要
PHP 7.0は2015年12月3日にリリースされ、さらに今年の12月1日にはPHP 7.1がリリースされています。
弊社の開発では主にPHPを使用しており、徐々にPHP 7を使用するプロジェクトが増えてきました。
そこで、PHP 7で何ができるようになったのか、その一部を紹介するLT会を開催しました。
PHP 7で致命的エラーを処理したい @C058
@C058さんは、PHP 7で致命的なエラーを処理できるようになった話をしました。
PHPのエラーは主に2つ種類があります。その場で処理が終了してしまう致命的なエラーと、それ以外のエラーです。
PHP 7ではこれまで致命的なエラーとして扱われていた大部分が、例外エラーとして処理できるようになりました。
詳しくは下記のスライドを参考にしてください。
PHP 7+Laravel5.3 on Google App Engine @takky
@takkyさんは、PHP 7の解説ではなく、PHP 7+Laravel 5.3の環境をGoogle App Engine(GAE)で構築した話をしました。
PHPのフレームワークであるLaravelの5.3は、PHPのバージョンが5.6以上となっています。
しかし、GAEではPHP 5.5.34までしか対応していないため、Laravel 5.3を動かすことができません。
そこで、@takkyさんはDockerベースで任意の環境の構築が可能なApp Engine flexible environmentを用いて、PHP 7 + Laravel 5.3の環境を構築したそうです。
Dockerを使った開発環境が簡単に整えられるようで、個人開発がとても捗りそうですね。
詳しい構築方法は下記のスライドを参考にしてください。
PHP 7で目指す継続的インテグレーション開発 @tajima_taso
@tajima_tasoさんは、PHP 7で継続的インテグレーションをどのように目指していくのか、という話をしました。
「なぜソフトをバージョンアップするのか?」という問から発表が始まり、いかに品質を保ったまま継続的にソフトを提供をし続けるためには何が重要なのかについてデモを通して説明していました。 例えば、PHP 7では引数の型を強制できたり、定数のアクセス権が追加できるようになりました。
PHP 7における保守性と継続性を保つためのサービス開発について、自分もまだまだ勉強不足なところがあるため、今回の発表を通して理解を深めることができました。
詳しくは下記のスライドを参考にしてください。
まとめ
今回のLT会を通して、PHP 7について理解を深めることができました。
オールアバウトでもPHP 7の導入を進めています。ここで紹介されたのはPHP 7のほんの一部の仕様です。
入社してから半年が過ぎましたが、PHPに限らず、使用している技術の最新バージョンの仕様・変更点を把握しておくことは、エンジニアにとって必ず意識しなければならないことだと実感しています。
そのためには、公式ドキュメントを眺めるだけではなく、内部のソースコードを読んだり、実際に手を動かしたりすることで知識を自分のものにしていき、業務にも活かしていきたいと思います!